『人生会議(ACP)と在宅医療を考える講座』2022(全3回シリーズ) 第3回「内原で暮らす」〜最後まで自分らしく住み慣れた地域で生活するために〜

令和4年10月11日 (水)  会場:いばらき中央福祉専門学校講堂

全3回シリーズ最後の今回は「住み慣れた地域で最後まで介護を受けながらどのように暮らしていけるのか」を実際に見て・知ってもらおうと寸劇形式で行いました。出演者は内原圏域内の福祉事業所に勤めるリアル職種の皆さん、そして地域で訪問診療をされている先生には動画で出演していただきました。内容は主役の『たまさん』が車の事故を機に免許を返納し、自宅に籠るようになったところから始まり、途中転倒骨折して入院したものの、リハビリをしてまた自宅で生活できるようになるというもの。当日はリハーサルなしのいきなり本番だったのですが、さすがは専門職のみなさん、そんな心配は無用でした。会場からは「とても分かりやすくて良かった」、「最後まで自宅で過ごしたいとは思っていたけど今日の劇を観てその気持ちが強くなった」、「近所の先生が出ていて何だか安心した」、「主役の『たまちゃん』がとても良かった」など、嬉しい感想を沢山いただきました。後半の質疑応答では、介護サービスを利用するのに具体的な金額を知りたいとの声が多数上がったので、それについては今後の研修開催の参考にさせて頂きたいと思います。

最後は病院で迎えるという方が主流の時もありましたが、今は住み慣れた自宅で最後を迎えるための手段が整っています。そしてこの内原でも可能です。もちろん、様々な事情で最後まで自宅でとはいかない場合もあると思いますが、自宅で最後を迎えるという選択肢があることはとても素晴らしいことだと思います。今回の寸劇を観て、参加された皆さんがそれぞれ身近な人とお話しするきっかけになれば幸いです。

たまさんを心配する民生委員さんとご近所さん
サービス担当者会議でサービスの説明を受けるたまさん
たまさんの主治医、田口同仁クリニックの先生登場
地域のリアル職種で出演してくださったみなさん
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