地域ケア個別会議開催(見え検)

令和5年1月25日 (水)、3月15日 (水) 場所:もみじ館2階

1月は内原民協会長の栁林さんより提供していただいた事例“制度の狭間でなかなか支援が受けられない対象者の関わり”について検討会を行いました。対象者は64歳の男性で生活保護受給中、介護保険制度は非該当。普段の生活の様子や素行から何かしらの障害はありそうでしたが、病院での診断はなく障害福祉も対象外。近しい親族はおらず、昨年6月、自宅庭で転倒している本人を近所の方が発見し、栁林さんが連絡を受けたことがきっかけで関わることになったとのこと。

様々な問題を抱えていた事例ですが(容態が悪くなりこの会議の時は入院中)、実際には65歳未満の方で何らかの支援が必要になっても利用できる窓口や支援があまりないのが現状です。特に今回のような複合的な課題を含む事例などは、通常の相談の流れでは解決できないこともあるので、このような検討会で様々な職種や機関が集まり、支援の方法を見つけていくことが必要だと感じました。

3月は祐功の館の川澄ケアマネから提供いただいた「病院との連携・調整に苦慮した在宅復帰支援」の事例について振り返りました。対象者は消化器系の癌を患った70代の女性。病院の相談室からの依頼で在宅復帰に向けて支援を開始しましたが、本人の状態の悪化により退院が中止。しかしその2週間後には急遽退院することになり、退院してから一か月後にご自宅でお亡くなりになりました。「家に帰りたい」との本人の希望は叶いましたが、急な退院だったため医療サービスの調整に苦慮したと川澄ケアマネ。もし病院との連携がスムーズにできていたら…、自分の意思表示ができない人だったらどのように支援をすれば良いのか知りたいとのことでした。医療に関するケアマネの支援機関として水戸市在宅医療・介護連携支援センターがあること、意思決定支援についてはACP(人生会議)の研修への参加なども意見としてあがりました。迷ったときの相談窓口として高齢者支援センターも活用して頂ければと思います。

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