「困った時のケアマネ頼み!」

以前から時々鍋を焦がすことはあったが、幾つもあった鍋が少なくなってきたので、おかしいと思い母へ聞いたところ、最初はなかなか話してくれなかったが、実は最近鍋を焦がすことが増えてきて、知られたくなくて鍋を捨てていたとのこと。物忘れも気になるし、何か対応策はないか。

それは心配ですね。一般的な対処法としては、電気湯沸かしポットや、IHコンロへの切り替えなど、電気調理器への使用切り替えが挙げられます。しかし、IHコンロに切り替えたことで使い方が分からず、好きだった調理が出来なくなってしまう事もあります。最近のガスコンロは「SIセンサー※」の搭載が義務付けられており、火災を未然に防ぐことができますので、ご家族で相談してご本人に合った調理器具の使用をお勧めします。また、物忘れの頻度にもよりますが、介護保険サービスを利用し、ヘルパーさんと一緒に調理したり、配食サービスの利用・通所介護を利用することで、調理回数を減らすことも一つの案だと思います。ご本人の症状に合わせた対応策がありますので、ケアマネジャーや高齢者支援センターへご相談ください。
※SIセンサーとは、調理油加熱防止装置・立ち消え安全装置・コンロ消し忘れ唱歌装置

<ポイント>

  • ガスコンロから電磁調理器への変更
  • 介護保険サービスの利用で使用頻度を減らす
居宅介護支援事業所てんしん 介護支援専門員 大津 珠美
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