毎年11月8日は、「いい歯の日」です。「11(いい)8(は)」の語呂合わせで、公益社団法人 日本歯科医師会が制定しました。この日の目的は、単に「歯磨きをしましょう」と呼びかけるだけではなく、私たちが生涯を通じて、自分の歯でおいしく、楽しく食事をするための大切さを改めて考えるきっかけにしよう、というメッセージが込められています。
「いい歯の日」が推進する活動の根幹には、「8020(ハチマルニイマル)運動」があります。これは、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という目標です。最近では、歯と口の健康は、単に「食べる」機能だけにとどまらないことが、科学の進歩によって分かってきています。口の健康が損なわれると、しっかりと栄養が摂れない・誤嚥性肺炎のリスクが高まるだけでなく、糖尿病や心臓病などの生活習慣病を悪化させる一因となることも指摘されています。つまり、「いい歯」は、そのまま「全身の健康」の第一歩なのです。
「いい歯の日」は、かかりつけの歯科医院で定期検診を予約する絶好の機会です。自分では磨きにくい場所のクリーニングを受けたり、食生活やブラッシングの癖について専門家のアドバイスをもらったりすることで、未来の自分の健康を守ることにつながります。11月8日をきっかけに、歯と口の健康について考えてみましょう。