季節のコラム 『干支』について

今年の干支は巳年。干支とは十干十二支(じっかんじゅうにし)を略した言葉で、正しくは、十干(じっかん)の「乙(きのと)」と十二支の「巳」が組み合わさった「乙巳(きのとみ)」といいます。十二支は、12種類の動物にその年をなぞらえたものです。十干は、もともと中国で一から十までを数えるために使われた言葉で、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)からなる10種類の要素のことと。今年は「乙(きのと)」の年に当たり、乙は木を、巳は蛇を意味し、木が蛇を包み込むようなイメージから、成長や発展を象徴すると考えられています。「再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく年」と考えられるので、これまで続けていたことに成果が見られたり、新しいことを始めるチャンスがたくさん巡ってくる年になるかもしれませんね。
参考:漆器山田平安堂HP国立国会図書館HP

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